第151回日商簿記検定2・3級 につきまして

  • 2019.02.24 Sunday
  • 21:59

■3級

第1問 仕訳問題

1 必ず正解してほしい問題です。(解答速報間違えましたが。)

2 業種が販売用なので、車両運搬具ではなく仕入です。科目のリストに車両運搬具がないのは、作問者のやさしさでしょう。

3 取得時の手数料は加えます。

4 電車代もタクシー代も旅費交通費です。書籍代は実務上「新聞図書費」で処理したりしますが、新聞図書費も消耗品費の一つです。

5 元本は200,000円ではなく、1,000,000円です。下段を読むのをわすれないように注意が必要でした。

見慣れない処理もあったのですが、できれば12-16点とっていただきたい問題でした。

 

第2問 勘定と補助簿から空欄を推定する問題。

難問です。とりあえず捨てる問題です。これはまずいとおもわれたら、すぐに一度捨てて、最後に回します。

講義でなんどもお伝えしましたが、「泥沼にハマる前にすてる。」これはとても大事です。

時間を割くと、「こんなに時間を割いたのだから、解かないともったいない。」と感じ、さらに泥沼にハマります。

キャバクラやホストクラブで特定のキャストやホストに大金を突っ込み、もうあとに引けないのと同じです。

人間関係などでも、「こ、こいつやべーぞ」とおもったら、すぐに避けないと、その先に悲劇が待っています。泥沼にハマってからでは手遅れです。カルト宗教やマルチ商法なども同じです。

解き方としては、まず日付を書いて、相手科目などをヒントに仕訳書いて、また勘定・補助簿に転記します。

推定もあるので難しかったと思います。

 

第3問 試算表作成問題

特に難しくはなかったです。できればノーミスで満点ほしい問題でした。

 

第4問 商品売買と商品有高帳

移動平均法による有高帳は特に難しくなかったと思います。

先入先出法は、残っているのは最後の方なので、20個×308円で、商品有高帳を書かなくても簡単に月末が計算できます。

 

第5問 財務諸表

スタンダードな問題でした。

4.の訂正仕訳がすこし難しかったかもしれません。貸借反対に書いて正しい処理をかいて合算すれば答えです。

 

総合

2.以外はスタンダードな問題でした。2で泥沼にハマる前に捨て、1345でミスがどれだけ少なかったかで合否が分かれると思います。

なお、日商簿簿記3級は、6月から株式会社を前提として、大幅に試験範囲が変わります。旧範囲だけでは対応できない問題が徐々に出題されますので、新テキストが必要になります。

 

 

■2級

第1問 仕訳問題

1 商品は原価で受け入れます。

2 その他有価証券です。投資有価証券はリストにありませんでした。

3 借方は売上です。

4 追徴法人税はあまり見慣れない処理だったかもしれません。

5 少し難しかったです。日付を書いて慎重に減価償却を計算すれば答えは出てきます。

仕訳全体として、比較的簡単だったと思います。

 

第2問 株主資本等変動計算書

スタンダードな問題です。できれば高得点を取りたい問題でした。

 

第3問 連結精算表

子会社が2社あり、開始仕訳の期間が通常より長く、年度がよくわからず、一部難しい処理もあり、2級の連結としては厳しい問題でした。見慣れない論点でも得点を取れるような配慮は見られましたが、内容に戸惑った方がほとんどだったのではないでしょうか。


第4問 部門別個別原価計算

予算を組む処理と、月次の処理をごちゃまぜにするとわけがわからなくなります。

パターン学習でやってしまっていると解きにくい問題でしたが、全体の流れが把握できていれば十分満点が狙えた問題です。

問4・問5の解答は、いずれかを〇で囲むと書いてあります。指示に従わないと不正解になりますのでご注意ください。

 

第5問 等級別総合原価計算

平易な問題です。仕損・減損の途中発生は両者負担です。最後の完成品単位原価は積数で÷のではなく、生産量で÷ところに注意してください。必ず満点ほしい問題でした。ただ、工業簿記はオールorナッシングなので、ワンミスで大きく得点を失います。簡単な問題ほど慎重に解くことをお勧めします。

 

総合

工業簿記はしっかり理解していれば、十分満点が狙える問題でした。第1問と第2問も比較的解きやすかったので、第3問抜きでもかなりの高得点が取れたと思います。あとは第3問でどれだけ取れたかが合否の分かれ目になると思います。
 

難問がでると、「もっとたくさん問題を解かなければ。」「もっと難易度の高い問題集を探さないと。」とか思ったります。難問を理屈抜きのパターン学習で覚えても、すこし出題を捻られたら対応できず、ほとんど役に立ちません。

それよりも根本的な理解重視で、基礎を固めることをお勧めします。工業簿記はどの回でもしっかり理解すれば満点が狙えます。工業簿記で満点か満点近くとり、今回の商業2問のような普通の問題でしっかり得点を確保し、難問は考えながら部分点をとりにいけば、十分合格できます。山梨簿記学院で使用しているお手許の教材で十分合格できますので、今回もし合格点に届かなかった場合でも、手を広げすぎず、しっかり理解した上での反復演習をお勧めします。

 

毎回過去問解説動画を作成しております。Youtubeでアップしますが、通常ですと1-3日かかります。少々お待ちください。

 

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